説教は続くよ何処までも

おんがくしつ
07 /03 2017
ジェラシー機長です。

出張帰り、東京から京都への新幹線。僕は三人掛けの窓側に陣取った。A席である。夕方の東海道新幹線が品川の駅を発車すると、サラリーマン達がまるで祝砲をあげるかのように缶ビールを開ける音がそこかしこから聞こえてくる。車内は1日の仕事を終えた安堵感に満たされる。

しかし、僕の隣に座った背広の二人組は違った。見事に禿げ上がった頭の五十がらみの小男とメガネの色白な青年、まだ学校を出て間もない若さだ。当然前者が上司、とその部下であろう。
「まずな、君のお客様への姿勢からどうなんだ?」
通路側に腰かけた上司が言う。
「はい」
僕と上司に挟まれたメガネ君は恐縮の極み、今にも泣き出しそうに俯いて応える。

どうやら取引先との商談が不調に終わったようだ。ハゲは出張というコストと出すべき成果、ビジネスにおける効率といった様なみみっちい説教を続けている。喋り方もその内容も非常に粘度が高い。

A席の僕とC席のハゲでB席のメガネ君を挟む形なので、なんだか僕もハゲと結託してB席のメガネ君を苛めている様な気分さえしてくる。
メガネ君はボキャブラリーが少ないのか「はい」という返答しかできず、それがまたこの説教自体の効率を下げているため、いつ終わるか出口の見えない状況である。僕は京都に着くまでにメガネ君が何回「はい」と言うか数えてやろうと思ったが、小田原辺りで150回を超えたので馬鹿らしくなってやめた。

電車は走り、説教は続く。
説教は続くよ、何処までも。

可哀想なメガネ君。
しかしメガネ君、君はまだマシだ。2人が名古屋で降りるのか大阪まで帰るのか知らないが、最長2時間半我慢すれば解放される。東京-大阪間は大した距離じゃないし、700系新幹線はなかなか速いのだ。
それに比べて国際線のコックピットの事を考えてみろ。昔、取材で見せてもらった事があったが旅客機のコックピットってのは満足に足も伸ばせないとても狭い密室である。そこで過ごす上司機長と2人っきりのロサンゼルスまでの十数時間は、缶ビールとおつまみの匂い漂うレイドバックした夕方の東海道新幹線とは訳が違う。もう、罪人の処刑場だった頃の三条河原とイチャつくカップルのメッカである今の三条河原ぐらい違う。

オトナになって仕事をするという事はこういうことなのだ。それは地上も高度1万メートルでも変わりなく。頑張れメガネ君。
辛い時はコックピットのことを想って。

※注
弊社フライトシム製品にはソフトウェアの仕様上、長い説教及び粘度の高い上司は搭載しておりませんので、ご心配なくお楽しみいただけます。


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